特別企画★【大堀相馬焼陶吉郎窯】登り窯火入れ見学ツアー

May 4(木) 開催

東日本大震災による原発事故の影響で浪江町からの避難を余儀なくされ、新天地であるいわき市四倉に窯を開いた大堀相馬焼 陶吉郎窯。再出発から5年目となる今年、その節目を記念して、1年に1度の「登り窯の火入れ」を一般に公開されます。

そこで弊社では、1300度にもなる灼熱の炎がまさに作品を作り上げている瞬間の迫力ある登り窯を見学し、ギャラリーに並ぶ作品を鑑賞しながらゆっくり窯元で過ごした後、同じ四倉にある CROSS  WONDER  DINING での美味しいランチをセットしたバスツアーを企画しました。

ぜひこの貴重な機会をお見逃し無く、皆様のご参加をお待ちいたしております。

なお、登り窯で焼いた作品の展示会を5月27日(土)から6月4日(日)の日程で開催予定です。この期間にも特別な食事会付きのバスツアーを開催いたしますので、ぜひ展示会へも足をお運びください!!

開催レポート

登り窯の灼熱の炎、その迫力と熱さを間近に体感!

気持ち良く晴れ上がった連休の中日、私たちが訪れるとすでに陶吉郎窯は賑わいを見せていました。登り窯焼成を今年初めて一般公開するということもあり、近藤さんの周りには、炎が燃え盛る窯の中を覗こうと多くのファンが詰めかけていました。

 

登り窯に火を入れてから3日目となるこの日、いよいよ炎は1300度近くに達し、勢いはピーク。窯の扉が閉まっていても、扉付近は相当な暑さです。

 

通常4月頃のまだ気温が低い時に火入れされていることもあり、5月の気温の中での作業は、近藤さんたちにとっても想定外にこたえる暑さのようでした。窯の扉が開かれると、一気にその熱が少し距離をおいて見学する我々にも届き、熱さとともにその迫力に圧倒されます。太い薪をくべ、長い鉄の棒で奥へ押し込んだ途端、炎の勢いが増し、扉を閉めると、上部にある穴から勢いよく炎が噴き出します。

 

この上部の炎の勢いが弱まったらまた薪をくべるの繰り返しを、約1週間、近藤学さん(父)と賢さん(息子さん)で昼夜交代の二人三脚で昼夜休むことなく続けるのです。実際にその作業を目の当たりにして、いかに大変な作業かを実感させられました。

ギャラリーには、近藤さん親子の趣の異なる作品が多数展示

ギャラリーには、近藤学さんの象嵌やikiシリーズなどの作品と、長男の賢さんの「波」を映した流線形が美しいinnocent blueシリーズなど、全く趣の異なる作品がずらりと展示されています。

どの作品も一般的に連想する「大堀相馬焼」とは全く印象の異なるものばかり。近藤さんいわく、「一般的に皆さんが知っている大堀相馬焼の”馬の絵”、”ひび割れ”、”二重構造”は相馬焼の200年の歴史の中でも比較的最近の昭和になってから広まったもの。我々はそれに固執することなく、古くからの技法や釉薬を新しい発想で継承し、作品を作り上げています。」

一方で、ギャラリーの一角には未だに人気のある”いわゆる相馬焼”の作品も展示されていました。

お昼はCROSS WONDER DININGへ
陶吉郎窯製のカップと器でいただく極上ランチ

窯元を堪能した後は、「ワンダーファーム」内のレストラン「CROSS WONDER DINING」へ。料理長の福島シェフに、本ツアーのために特別に仕立てていただいたメニューをご用意いただきました。

まず、お土産の陶吉郎製フリーカップで乾杯!ワンダーファームさんのトマトを使った特製カクテルをご用意いただきました。

また、陶吉郎窯製の器で提供されたのは、久ノ浜で獲れた平目のパイ包み焼き。

見学してきた窯元の情景を思い浮かべながらのお食事はまた格別でした。

そのほか、前菜ブッフェ、鶏肉の塩こうじ焼き、デザートと大満足のランチでした。

 

食事が終わるとワンダーファームさんでのお買い物を楽しんだ後、バスは帰路につきました。

今回の登り窯で焼いた作品の窯出しが、5/27(土)に予定されており、その様子も一般公開されます。また、6/4(日)までの期間、作品の展示会も開催されます。

「登り窯の迫力を一度見たら、どんな作品が生まれたのかさらに気になってしまう」という方も。作品が生まれる現場、作る人の想いを体感し、大堀相馬焼の未来へ思いを馳せる一日となりました。

ツアーの見どころ

  • 灼熱の炎がド迫力の登り窯の見学

    特別に炎を上げている登り窯の近くまで入らせていただき、窯焼きの見学をさせていただきます。近藤さんたちがいつも見つめている炎の迫力、熱さを体感し、生まれてくる作品に思いを馳せます。登り窯で焼いた作品の展示会は、5/27~6/4に開催予定。そちらもぜひお出かけください!!

  • 陶吉郎窯の器でいただく極上ランチ

    いわき市の「ワンダーファーム」内にできたレストラン CROSS WONDER DINING でのランチの一皿には、特別に陶吉郎窯の器を使ってお楽しみいただきます。先に見学してきた迫力ある登り窯を思い浮かべながらのお食事はまた格別です。※写真はイメージです。

  • 陶吉郎窯特製フリーカップのお土産付き♪

    参加者の皆様にはもれなく、陶吉郎窯特製フリーカップのお土産付きです。ビールなどのお酒もよし、アイスコーヒーなどのソフトドリンクにもよし。幅広くご愛用いただけます。※写真はイメージです。

 

 

 

 

 

 

キャスト紹介

大堀相馬焼の里、浪江町大堀地区への帰還を見据えて 大堀相馬焼 陶吉郎窯  近藤 学 ・ 近藤 賢
新天地での節目と同時に、今年ようやく浪江町大堀地区の避難指示が解除されることとなった。そんな中、近藤 学さんはいち早く浪江町への帰還を表明。来春には作陶をする工房と展示スペースを再建し、自身は当面いわきから通いで対応する。

写真:大堀相馬焼 陶吉郎窯  近藤 学 ・ 近藤 賢

そこには、「浪江で作ってこそ大堀相馬焼を名乗ることができると考えている。容易ではないが、伝統工芸を継承する第一歩になれば」という思いがある。

「登り窯」に火入れしてからは一週間以上もの間、薪をくべ続ける。今まで火入れの最中を人に見せるなど考えたこともなかった。そんな真剣勝負の場を一般公開しようと決めた心の内には、今後の浪江町での新たな歩みへの決意があったのかもしれない。

浪江町では後継者育成も手掛けるという。いにしえの手法を現代に復活させ、新たなジャンルの工芸品づくりにもすでに着手している。すでに学さんの頭の中では、相馬焼の里での未来予想図ができつつあるようだ。

ぜひ皆様にもその想いに耳を傾け、相馬焼のふる里復興にまい進する近藤さんにエールを伝えに来ていただければと思います。

人と人の「クロス(交差交流」がコンセプトのレストラン CROSS WONDER DINING シェフ 福島 信幸
いわき市四ツ倉のワンダーファームの敷地内にある「CROSS WONDER DINING」は東日本大震災以降、地元の生産者と共に第一産業の復興を進めてきたワンダーファームとCROSS TOKYOが新たな10年を創るために2021年3月12日にオープンしたレストラン。
写真:CROSS WONDER DINING シェフ 福島 信幸

お店の魅力の一つとして、隣接するワンダーファームのトマトを中心とした「 TOMATE GASTORNOMIE(トマト ガストロノミー)」を展開している。これは多様多種でワンダーなトマトのご馳走というもので、一年を通して収穫されるトマトを様々な料理に変幻自在させ、トマトの魅力を思う存分に堪能できる。

また もう一つ同店が提唱する食の方向性として「和漢洋菜(わかんようさい)」がある。これは福島県や近隣県の逸食材を中心に創り上げた和漢モダンフレンチで、薬膳の考え方をヒントに、ハーブやスパイス、漢方や生薬を巧妙に駆使し、野菜・魚・肉がバランス良く楽しめるカラダに優しい料理で楽しませてくれる。ドリンクもビールやワインの他に厳選した薬酒や薬膳茶もレギュラーラインナップとして取り揃えている。

今回特別企画として、ランチの一皿に陶吉郎窯の器を使用していただけることになった。目下、どの器を使用するか、シェフと窯元で打ち合わせ中とのこと。先に見学してきた迫力ある登り窯を思い浮かべながら、その器でいただくお料理はひとしおだろう。

ツアーのスケジュール

  1. お迎え・集合

    8:30

    郡山市内のご自宅(滞在先)または郡山駅にタクシーにてお迎えに参ります。お迎え時刻は前日までにご連絡致します。

    ※郡山駅にてお迎えの方は、8:20までに郡山駅到着のダイヤでお越しください。
    ※タクシーはグループ会社の「郡山観光交通」のタクシーが参ります。

  2. 出発

    9:00

    孫の手トラベル 安積町営業所より観光バスにて現地へ出発します。

    ※営業所までお車で来られる方は8:50までにお越し下さい。
    (駐車場多少あり)

  3. 陶吉郎窯到着

    10:40

    登り窯やギャラリーをご見学いただきます。窯元でのひとときをごゆっくりお楽しみください。(約80分滞在)

  4. CROSS WONDER DINING でランチ

    12:30

    ランチの一皿は、特別に陶吉郎窯の器を使ってお楽しみいただきます。先に見学してきた迫力ある登り窯を思い浮かべながらのお食事はまた格別です。

  5. ワンダーファームでお買い物

    14:00

    レストランに隣接するワンダーファームには、現地で生産している新鮮なトマトや加工品のほか、県内各地の選りすぐりのお土産品が勢ぞろい。眺めるだけでも楽しい品ぞろえです。

  6. 現地出発

    14:30

    現地を出発し、すぐそばのいわき四倉ICから一路郡山へ戻ります。

  7. 孫の手トラベル営業所到着

    16:00

    安積町の営業所に到着後、タクシーにて郡山市内のご自宅(滞在先)へお送り致します。

ツアーの詳細

開催日
May 4(木)
料金
お一人様 15,000円
※お子様・現地集合も同一料金となります。
添乗員
孫の手トラベル自社スタッフが同行いたします
お支払い方法
参加までの流れをご参照ください
旅行保険の加入
いずれのツアーも万が一に備え、旅行保険に加入していただきます。保険料はツアー代金に含まれております。そのため、生年月日の情報もいただいております。
キャンセル料について
宿泊・チケット付きツアーは20~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
また日帰りツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼり、10~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
雨天時の対応
雨天でも決行いたしますが、やむをえず自然災害等で中止の場合は、前日お電話にてお知らせいたします。その場合、お預かりしているツアー代金は全額ご返金いたします。
最小催行人数
10名
旅行条件書
旅行条件書のページをご参照ください
その他注意事項
※昼食1回付

参加までの流れ

  1. ツアーのお申込み

    ツアー名・出発日・参加者の氏名・住所・生年月日・電話番号をご用意いただき、お電話・FAXまたはインターネットにてお申込みください。
    お支払いは銀行振込またはご来店での現金支払となります。インターネットでのお申込の場合はカード決済にも対応しております。

    FAX
    024-945-1324

    9:00~18:00 日・祝休

    インターネットからのお申込

    お申込されるツアーページ下部の「このツアーに参加を申込む」ボタンよりお申込ください

  2. 案内書の送付

    お申込みいただいた方には、振込先等について記載した案内書を郵送またはメールいたします。持ち物、注意事項などもご確認ください。

  3. お支払い・予約確定

    ツアー代金のお支払いをもって、予約確定となります。案内書到着から15日以内にご入金ください。

  4. 最終確認

    前日までに添乗員から電話またはメールをいたします。タクシーのお迎え時間などのご連絡をさせていただきます。

  5. 当日

    ご自宅または郡山駅に相乗りタクシーがお迎えに上がります。また、旅のしおりをお渡しいたします。お帰りはもちろん、タクシーでご自宅までお送りいたします。

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お問合せ

FAX
024-945-1324

9:00~18:00 日・祝休

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写真:Food Campの青空レストラン