
福島随一の酒処、喜多方で江戸中期から酒造りを続ける大和川酒造店。1790年創業以来、飯豊山の伏流水を仕込み水として使用し、早くから自社田や契約栽培農家で収穫された無農薬、減農薬無化学肥料の良質な米を使用している。その「昭和蔵」を改装したホールで味わうランチは、料理の鉄人 道場六三郎に師事し、いわき市で店を構える美味いもん屋わ多なべの渡邉シェフと喜多方出身で地元や会津地方の食材に詳しいLa La Gottsuoの井上シェフのタッグでお届けいたします。
※本ツアーは、福島県主催による「ふくしま応援シェフ活用事業」です。
※プレミアムディナー参加者優先受付:7月17日より
※一般受付:8月8日より
開催レポート
日本酒の聖地「喜多方」の老舗酒蔵で
江戸時代から続く歴史と伝統、そして革新に触れる

当日ご提供した大和川酒造店の日本酒(左から、「大吟醸 弥右衛門」、「弥右衛門 リンゴ酸酵母仕込み」、「純米吟醸 秋上」、「純米辛口 冷やおろし 生詰」)
参加者の皆さんをまず出迎えてくれたのは、この歴史を感じさせる正門。10代目当主の佐藤雅一代表のご案内でその重厚な門をくぐり、建物の中へ進みます。

まずは趣のあるお座敷に腰をおろし、大和川酒造店の歴史を佐藤代表にお話いただきました。大きな丸い座卓は、仕込み樽の蓋を活用したものとのこと。

早速、佐藤代表のご案内で資料館「ミュージアム四方」へ。江戸蔵には酒造りに使っていた古い道具が多数展示されており、歴史を身近に感じさせてくれます。


昔の酒瓶。背後の写真には佐藤代表の曽祖父の若かりし頃の姿が

まるで映画の小道具のような酒瓶が並ぶ

新しく改装した大正蔵には、大和川酒造の酒造りの想いや歴史についてのパネル展示が。酒造りに欠かせない米、水、蔵人、電力すべてを自給自足し、喜多方に根差して営むその精神に感銘を受けます。
雰囲気ある酒蔵の中で味わう
日本酒とお料理の常識を覆すマリアージュ
ランチ会場は元酒蔵を改装したイベントスペース「昭和蔵」にこの日だけのテーブルをご用意しました。酒好きには夢のような空間に、参加者のテンションは上がるばかり。


秋らしい照葉や枝物で演出した卓上には、渡邉シェフのお店から名入り手ぬぐいのプレゼントも
皆さんをお席にご案内した後、まずは正面スクリーンにて大和川酒造の酒造りのビデオをご覧いただきました。ご説明は、現在杜氏を務める佐藤代表の弟の哲野さん。

酒造りの説明をする哲野さん


ビデオ鑑賞の傍らで、着々と二人のシェフによるお料理の準備が進んでいきます。今回は、客席から間近にシェフの動きが見え、それも一つのご馳走に。

この日は、ふくしまの酒地域案内人であり、郡山で泉屋酒店を営まれている佐藤広隆氏をお招きしていました。みなさんが酒蔵見学をされている間、提供する日本酒の温度管理、グラス等のアドバイスをいただきました。
続いて、佐藤代表の乾杯の発声で宴がスタートしました。

料理を担当したのは、「和の鉄人」道場六三郎氏に師事した、いわき市の和食店「美味いもん屋わ多なべ」の渡邉達也さんと、地元会津の食材に精通した喜多方出身のフレンチシェフ「Là Là Gottsuo」の井上幸司さん。いわきの海の幸と会津の山の幸を、大和川酒造の日本酒とのペアリングで楽しませてくださいました。

写真左が渡邉シェフ、右が井上シェフ

美味いもん屋わ多なべの女将、悦子さん。今回ペアリングする日本酒のセレクトと、当日みなさんへの日本酒のご案内役としてご協力いただきました。


乾杯酒の「大吟醸 弥右衛門」。薫り高い大吟醸は、冷やしてワイングラスで提供。

常磐もの先付三種(蛸のやわらか煮、のどぐろ酒酢〆、伊勢海老の漬け)/渡邉シェフ

会津野菜の前菜盛り合わせ(秋茄子のテリーヌ ハモンセラーノ添え、白菜と大根のバーニャカウダ、金山かぼちゃのマッシュ、カリフラワートアンチョビのマリネ、西会津しいたけのデュクセル、会津立川ごぼうのポタージュ※写真外)/井上シェフ

お料理の説明をする井上シェフ

井上シェフの前菜に合わせた「弥右衛門 リンゴ酸酵母仕込み」。冷やしてワインタンブラーでお出ししました。洋食にも合うよう酸味を立たせた味わいが、常識を覆すマリアージュでみなさんを驚かせていました。

日本酒が出されるたびに、佐藤代表がご説明をして下さいました
渡邉シェフと井上シェフ、それぞれが推す牛肉が一皿で競演した「福島牛盛り合わせ」。左は渡邉シェフによる和風の「うねめ牛のロースト」、右は井上シェフによる「会津牛のステーキ ソースペリグー」。このお肉のボリュームには、思わずお客様の目が輝きました。

福島牛の盛り合わせに合わせたのは、「純米吟醸 秋上」。温度帯を常温に戻してから、ワインタンブラーでご提供しました。写真右のグラスには、「和らぎ水」として、大和川酒造さんの仕込み水をご用意。

お代わりの日本酒をサービスする悦子女将。お客様との日本酒談議に花が咲きます。
渡邉シェフのスペシャリテ「いわき沼ノ内港で水揚げされたアンコウのどぶ汁」。器に盛付が始まるや否や、会場にかぐわしい香りが漂い、次のお料理への期待が高まります。

あんこうのどぶ汁に合わせたのは、「純米辛口 冷やおろし 生詰」まず常温に戻して冷酒グラスでお出ししました。

どぶ汁と一緒にご提供したご飯は、大和川ファームさんの喜多方産コシヒカリの新米を、大和川酒造店の仕込み水で炊いた、日本酒の会を締めくくるのにふさわしい一杯。このご飯にはお客様から絶賛の嵐が。

「純米辛口 冷やおろし 生詰」は、温かいどぶ汁に合わせて、お燗でもご提供しました。使用したお猪口は、大和川酒造さんの名入りのお猪口をお借りしました。


温かいどぶ汁とお燗した日本酒の組み合わせは、お客様から大好評をいただきました

デザートも2シェフの饗宴によるもの。伊達農園のゼネラルレクラークのコンポート・いわき産栗の渋皮煮(渡邉シェフ)、会津のほっぺとさつまいものタルト・ジャージー牛のアイスクリーム※写真外(井上シェフ)。大粒の栗の渋皮煮には、さすがプロの仕事と感嘆の声が。

客席にご挨拶にまわる渡邉シェフ。この笑顔ですべてのお客様を虜にしてしまいます。

満面の笑顔でお客様をお見送りする二人のシェフ
参加者の皆さんは食後、酒蔵の売店にてさらに試飲をしながら、お気に入りの日本酒他を買い求めて帰路につきました。
参加者のみなさんは、「酒蔵でおいしい肴と日本酒を楽しめるなんて夢のようだ」と上機嫌。「井上シェフのフレンチと日本酒がこんなに合うとは思わなかった。洋食にはワインという常識を覆す体験ができた」と、新たな発見に喜びの声を上げていました。土地の歴史と酒が融合した、忘れがたい食の体験となりました。
ツアーの見どころ
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喜多方の老舗酒蔵・大和川酒造の酒を味わい尽くす

平成19年より「田んぼからの酒造り」を実践し、自社田で育てた酒米での酒造りに取り組む。蔵の周りの豊かな喜多方の風土と米の本来の旨みと甘み、その米を育んだ水を酒の仕込水とし、なめらかでやさしくやわらかな『調和』のとれた味わいこそが特徴です。当日は試飲しながらお買い求めいただけます。
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江戸時代から続く老舗酒蔵の変遷に触れる

歴史と伝統のある酒蔵がひしめき合う喜多方エリア。中でも寛政二年(1790年)創業以来、この地で酒造りを続ける、変わらない信条と10代目当主、佐藤さんが語る新しい技術革新の物語にも耳を傾けてみたい。
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酒造りに使われた昭和蔵で味わう一期一会のランチ

食事会場は、会津の冬の寒さを考慮して、大和川酒造の昭和蔵を改装したホールにご用意いたします。趣ある酒蔵の中での特別なランチタイムをお楽しみください。お料理は、和の渡邉シェフ、フレンチの井上シェフによる和洋織り交ぜた一期一会のコース仕立てでご用意いたします。大和川酒造のお酒とご一緒にお楽しみください。
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渡邉シェフによる一皿

”アンコウのどぶ汁” いわき沼之内港で水揚げされたアンコウのどぶ汁は渡邉シェフのスペシャリテ。アンコウの胆と味噌でスープを作り、アンコウと大根、ネギだけをシンプルに煮込んだ、濃厚でありながら食べやすい仕立てです。
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井上シェフによる一皿

”会津野菜の前菜盛り合わせ” 秋茄子のテリーヌや立川牛蒡のフリット、大和川酒造の酒粕ムースの生ハム包みなど、会津食材を盛り合わせた楽しい一皿です。(盛り合わせ内容は変更となる場合があります)
キャスト紹介
- 大和川酒造店 代表社員 佐藤雅一
- 1980年、喜多方市生まれ。高校卒業後の約7年間の社会人生活を経て、1790年から続く家業、大和川酒造の10代目に拝命する。日本酒を軸に地産地消や、地域住民交流拠点の創出など様々な地域社会の課題の解決にも尽力している。

大和川酒造の詳細はこちらをご覧ください。
大和川酒造店 公式HP
- 美味いもん屋わ多なべ 渡邉達也 Là Là Gottsuo 井上幸司
- いわき市にて和食の店を構える渡邉シェフは、スペシャリテのあんこうのどぶ汁をはじめとするいわきの魚を合わせてみたいと意気込む。一方で、大和川酒造のお膝元、喜多方に店を構えるフレンチの井上シェフは、地元会津界隈の野菜や肉などの美味しさを伝えます。大和川酒造のお酒とのマリアージュをお楽しみに!
美味いもん屋わ多なべ 渡邉達也(和食)

いわき市出身。和の鉄人 /道場六三郎を師にもつ店主。 地元いわき市に店を構え、常磐もの鮮魚や地元生産者さんからの新鮮食材、全国産直の厳選食材など毎日届く素晴らしい食材でその日のコースメニューが決まります。その素材の力を余すところなく引き出す料理は福島の食いしん坊たちを魅了しています。
美味いもん屋わ多なべ 公式HP
Là Là Gottsuo 井上幸司(フレンチ)

喜多方市出身。フレンチシェフとして国家資格である西洋料理専門調理師を取得し、ホテルでは花形ポジションであるソースとスープの専門職”ソシエ”として経験を積んだ。今年春に自身のお店を喜多方にオープンしたばかり。農林漁業者等の商品開発、販売戦略の構築等を支援する「ふくしま地域産業6次化イノベーター」でもある。
Là Là Gottsuo Instagram
ツアーのスケジュール
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JR郡山駅出発
9:30 a.m.
JR郡山駅西口観光バス乗降所で、郡山観光交通のバスがお迎えします。
※9:20 a.m.までにご集合をお願いいたします。 -
大和川酒造到着
11:00 a.m.
10代目当主、佐藤さんのご案内で、歴史ある蔵をご見学いただき、お酒も試飲していただきます。
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酒蔵ダイニングでランチタイム
12:00 p.m.
昭和蔵に設えたダイニングで、渡邉シェフ、井上シェフによるこの日限りの和洋織り交ぜた特別なコース料理と大和川酒造のお酒をご賞味いただきます。
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シェフ&生産者によるトークライブ
14:00 p.m.
ふくしま応援シェフ2人と蔵元によるトークライブ。福島の食材の魅力をご紹介いただきます。
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酒蔵のSHOPでお買い物
14:30 p.m.
大和川酒造のSHOPにて、お酒をお買い求めいただけます。
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JR郡山駅到着
16:30 p.m.
郡山駅に到着。
※お帰りの交通機関は、郡山駅発16:50 p.m.以降のダイヤをお手配ください。
ツアーの詳細
- 開催日
- November 2(日)
- 料金
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※お子様・現地集合も同一料金となります。お一人様・税込 8,000円 - 当日の服装・持ち物
- 11月の会津は寒さが予想されますので、なるべく温かい服装でお越しください。
- 参加条件
- 本ツアーは18歳以上の方で、お一人で行動ができる方(介添えなどが不要、医師からの許可がある方)であればどなたでも参加が可能です。
- 運行会社
- 郡山観光交通株式会社
- 添乗員
- 孫の手トラベル自社スタッフが同行いたします
- お支払い方法
- 参加までの流れをご参照ください
- 旅行保険の加入
- いずれのツアーも万が一に備え、旅行保険に加入していただきます。保険料はツアー代金に含まれております。そのため、生年月日の情報もいただいております。
- キャンセル料について
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宿泊・チケット付きツアーは20~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
また日帰りツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼり、10~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。 - 雨天時の対応
- 雨天でも決行いたしますが、やむをえず自然災害等で中止の場合は、前日お電話にてお知らせいたします。その場合、お預かりしているツアー代金は全額ご返金いたします。
- 最小催行人数
- 15名 ※お申し込みが最少出発人数に満たずツアー中止となる場合は、4日前までにご連絡いたします
- 旅行条件書
- 旅行条件書のページをご参照ください
- その他注意事項
- 主催:福島県観光交流局県産品振興戦略課
企画・運営:プレジデント社、株式会社孫の手
定員:20名様(先着順)
料金に含まれるもの:発着地からのバス代、昼食代、ドリンク代、添乗員費、旅行傷害保険代、体験代、消費税等諸税
開催地
大和川酒造 大和川ミュージアム四方
〒966-0861 福島県喜多方市寺町4761