今回の主役はホップです、ビールです!
ライトグリーンのホップが実る阿武隈山系のホップ畑で
フォトジェニックなダイニングと
超まじめな収穫作業(体験じゃない)でブルワリー気分なツアー。
開催レポート
8/10開催のFoodCamp!
「【HOPJAPAN】クラフトビール&奥会津牛ランチアー」を
田村市大越町のわせがわホップファーム・鈴木さんの畑で開催しました。
天気予報は曇りでしたが、当日は晴れ!
真夏の太陽が照りつく中、皆さんホップの収穫体験!
収穫体験では「癖になる楽しさ」「私、農作業好きなんだということが解りました」など、作業を通じて参加者の皆様が新しい発見や楽しみを感じていただいたようで何よりでした。
さらに、ホップ農家をイメージしてグループで衣装を合わせて参加されるというFoodCamp! 上級者もいらっしゃいまして盛り上がりました。
そして、ホップ畑に設置したダイニング。
お料理は、あ吽・林シェフこだわりの奥会津牛がフルーティな香りのクラフトビールに見事にマッチ!
ふきのとう味噌にヒントを得て林シェフが考案したホップ味噌は大好評!
「どこに売っているの?」
「6次化商品にして販売したら?」
とお客様の声。
HOPJAPANさんとあ吽の林シェフのコラボは今回は初でしたが、こちらでも新しい発見があり、来年、ホップジャパンさんの敷地内に醸造所が完成した暁には、「また何かやりましょう」と生産者とシェフの絆が深まった会でもありました。
参加者の皆様、HOPJAPAN様、あ吽様、本当にお暑い中、有難うございました。
ツアーの見どころ
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フレッシュホップを浮かべて クラフトビール飲み比べ!
3種類のクラフトビールを飲み比べいただけます。本間社長自らがサーブしてくださる一杯はまた格別!フレッシュホップを浮かべて香り豊かなビールの美味さを存分に味わいましょう!(※ビールは別料金です)
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ホップが実るフォトジェニックな グリーンカーテンDining!
ライトグリーンのホップが実る天然のグリーンカーテンの間にメインダイニングを設置。今回は、そんなフォトジェニックな空間で、スバ抜けた非日常感をお楽しみいただきます。
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奥会津牛とビールの ハーモニーをランチコースで!
昨年に引続き登場の「和牛旬菜 あ吽」の林シェフ。前回のフードキャンプでは食材の可能性を最大限に引き出し、さらに得意の奥会津牛で参加者を唸らせました。ホップ自体も料理に採り入れる新たなチャレンジに乞うご期待!
日本にも自生したホップがある?
ホップはアサ科のつる性の多年草植物で和名は西洋唐花草(セイヨウカラハナソウ)。原産はカフカス付近(黒海とカスピ海に挟まれた地域)で紀元前の相当古い時代から西アジアおよびヨーロッパの山地に野生のホップが自生していたらしい。ビールに使われるのは雌株の毬花(まりばな)の中に含まれる「ルプリン」で、日本国内では北海道の一部にのみ自生。
新鮮な国産ホップと清らかな水
クラフトビールの命は香り。新鮮なホップが使えるのは栽培から行うHOP JAPANの強み。阿武隈山系の清らかな水とホップ、そして凄腕のブルワーによる確かな醸造。HOP JAPANでは「セッションIPA」といって苦みを抑えた日本人好みのクラフトビールに仕上げている。繊細な和食や気候風土に合う、クラフトビールで地域を盛り上げることも、HOP JAPANのもう1つのミッションである。
新たな栽培方法
ホップのツルは伸びると12mにもなる。従来の栽培方法では、高所での作業になり重労働。そこでウインチを付けてツル自体を上下させ、高所作業をせずに収穫できるよう考案し、通常1回の収穫を複数にわけることで小規模農家でもできる栽培方法を採用。高齢者が多い日本の農家でも新規参入しやすくなった。HOP JAPANでは、田村市の農家さんに協力を得て、新たにホップ栽培をスタート。昨年は委託醸造を行い、今年は念願の醸造所の建設に着手。田村市産クラフトビールの誕生はもうすぐだ。
キャスト紹介
- 株式会社ホップジャパン 代表取締役 本間 誠
- ■アメリカのライフスタイルに感銘、そして震災
山形天童市出身。アメリカでクラフトビールの美味しさとそれを楽しむライフスタイルに感銘を受け、クラフトビールの世界へ。「本当は、定年後にやろうかと思っていましたが、震災で一気に価値観が揺らぐような体験をしまして、”夢はやれるときにやらなければ!”と
思ったんです」と、震災から2年後に会社を退職。日本でおなじみのビールだが、その多くはペレット状のホップを輸入してつくられており、新鮮なホップを使いたいという需要があった。調べれば調べるほどに、一次産業にビジネスの切り口があると感じたそう。
そして、ホップを栽培してくれる農家を訪ねたが、組合に加盟している農家には全て断られた。それに加え、多くの担い手は高齢者で高所作業は大変ということ、さらには後継もいないという現状にぶち当たる。新規就農を頼るにも、それは大きな壁だった。
■夢はやれるときにやれ!・・・その想いがカタチに
そこで、つるを高くしない農法に出会う。さらに収穫は複数回に分けて行うため小規模でも実現できることを突き止めた。この方法を引き下げ、福島県を尋ねたところ、有力な情報を得る。田村市は葉たばこの産地だったが、輸入たばこに押され、転作を考えている農家が多いとのことで、県から紹介を受け大越町早稲川地区にてホップ栽培をスタート。今年は、都路地区(旧:グリーンパーク都路)に醸造所の建設も決定し、いよいよ田村市産の本格クラフトビールの誕生はすぐそこまで来ている。”夢はやれるときに、やれ!”その想いから6年後、まさにその夢が叶おうとしている。
しかし、本番はこれからという本間社長は言う。「美味いクラフトビールならホップジャパンだね」とそう呼ばれるその時まで、彼の物語は続いていくだろう。
- 和牛旬菜 あ吽 林 亮太
- ■市場と僕と料理
郡山市出身。市場で働いていた親御さん関係で、小さい頃から美味しいものに触れる機会が多かったという。市場仲間が開く芋煮会やBBQは、ここぞとばかりに目利き食材を持ち寄る会のようなもので、彼にとってプロが扱う食材は身近な存在だった。
また、美味しいものを食べると誰もが優しくなり、さらにお酒が入ると、普段は厳しい市場の男たちもどこかおどけて、日常とは違った顔を見せることが幼き林シェフには興味深く映った。
そうした原体験は、彼が料理の道へ進むには十分な動機となった。高校卒業と同時に埼玉の料理店へ住込修行した後、郡山に戻り、老舗「京香」に縁を得る。そこで、彼は牛肉という食材と向き合うことになる。
■30歳で独立、和牛メインの店を始める
肉というのは、肉屋から買うモノであるが、生産者をみることはほとんどなかった。そんな時、会津の食材を扱うイベントで、たった1軒、”奥会津牛”と名乗る生産者に出会う。セリに出ることはなく、販売は相対で買う肉屋さんを通し丸々1頭買いのみ。もちろん味は抜群だが、美味いだけでなく、味にブレがないことに驚いた。さらに、同じ牛からの肉や臓物、丸ごとその牛を想い料理することで、牛の命が報われるような気持になっていったという。
この出会いから、食材に対する想いが強くなったのは言うまでもない。そして、人と人とのつながりが新しい食材や生産者につながることを身をもって体験した出来事でもあった。今日もそんな出会いを求めて、ホップという食材と真剣に向き合う。
和牛旬菜 あ吽
http://www.aun-kokyu.com/
福島県郡山市大町1-2-9 TEL:024-954-7880
18:00~23:00(L.O.22:00) 定休日:日曜・祝日
- わせがわホップファーム(ホップジャパン契約農家) 鈴木 喜治さんご夫妻
- ■ホップ栽培に楽しさとロマンを感じて
今回お邪魔するのは、田村市大越町早稲川(わせがわ)にあるホップジャパンの契約農家、鈴木さんのホップ畑。阿武隈高地のほぼ中央、標高570メートルほどの中山間地域である。鈴木さんにお話しを伺うと、実はホップ栽培は昭和30年頃は田村市のあちこちで行われていたそう。
鈴木さんご自身は長らく勤め人をしていたため、家庭菜園程度の経験はあったが、自らが本格的に作る作物はホップが初めて。
「ホップは一般的な作物と違い、出荷して終わりではなく、ビールになって戻ってくる。そこに楽しさとロマンを感じた」という。
■クラフトビールを存分に楽しんで
そして何より鈴木さんご自身が、地ビールブームの頃からクラフトビールが大好き。どうせやるなら自分の好きなビールを作れたら。そんな想いでスタートしたホップ栽培。愛情を込めて作ったホップを浮かべて飲むビールは格別だそう。そんなストーリーに想いを馳せながら飲む田村市産クラフトビールは、爽やかな高原の薫りが今にもして来そうだ。
「当日は、ホップをたくさん摘んで、汗をかいて、私たちのホップでできたクラフトビールを楽しんでください」とのこと。8月初旬~中旬まで摘み取りのお手伝いをしていただけるボランティアも募集中だ。
ツアーのスケジュール
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集合・お迎え
7:30
郡山市内のご自宅(滞在先)または郡山駅にタクシーにてお迎えに参ります。
お迎え時刻は前日までにご連絡致します。
※郡山駅にてお迎えの方は、7:30amまでに郡山駅到着のダイヤでお越しください。
※タクシーはグループ会社の「郡山観光交通」のタクシーが参ります。 -
出 発
8:00
孫の手トラベル 安積町営業所より観光バスにて現地へ出発します。
※営業所までお車で来られる方は7:50までにお越し下さい。(駐車場多少あり) -
ホップの話&ホップ摘取り作業
9:00
ファームの鈴木さんのご指導の下、ホップ摘取り作業を行います。
出来上がるビールに思いを馳せ、ていねいに残さず摘み取りましょう!!
摘み取ったホップは少量ですがお持ち帰りいただきます。
※現地に直接来られる方は、9:00までにお越しください。 -
ビールと味わう奥会津牛のランチコース
11:00
思いっきり収穫作業を行い、お腹が空いたところで、お待ちかねのランチです。
ホップを巧みに料理に取り込みながら、「和牛旬菜・あ吽」の林シェフが
クラフトビールに合う和牛会席をご提供致します。
ホップのグリーンカーテンの間に設えたダイニングで、
ぶっちぎりの非日常を満喫していただきます! -
お買物タイム
13:30
帰り道の途中、農産物直売所(ふぁせるたむら)に立ち寄ります。
おトイレ休憩と共に、田村市界隈の農産物のお買い物をお楽しみください。 -
到 着
15:00
孫の手トラベル 安積町営業所に到着後、タクシーにて郡山市内の
ご自宅(滞在先)または郡山駅へお送りいたします。
※郡山駅からお帰りの交通機関は、郡山駅発16:00以降のダイヤをお手配ください。
ツアーの詳細
- 開催日
- August 10(土)
- 料金
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お一人様・税込 14800 - 当日の服装・持ち物
- ・暑さが予想されますので、帽子、タオルなどお持ちください。
・畑に入りますので、サンダルや半ズボンは避け、汚れてもよい服装でお越しください。
特に収穫体験時は手先から腕全体を覆うような長袖やアームカバーを着用ください。
(スニーカー等でOKです)
・収穫体験用の手袋や持ち帰り用の袋はご用意いたします。 - 参加条件
- 本ツアーは小学生以上の方で、お一人で行動が出来る方(介添えなどが不要、医師からの許可がある方)であればどなたでも参加が可能です。なお、お子様も同料金となります。
- 運行会社
- 郡山観光交通株式会社
- 添乗員
- 孫の手トラベル自社スタッフが同行いたします
- お支払い方法
- 参加までの流れをご参照ください
- 旅行保険の加入
- いずれのツアーも万が一に備え、旅行保険に加入していただきます。保険料はツアー代金に含まれております。そのため、生年月日の情報もいただいております。
- キャンセル料について
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宿泊・チケット付きツアーは20~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
また日帰りツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼり、10~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。 - 雨天時の対応
- 雨天でも決行いたしますが、やむをえず自然災害等で中止の場合は、前日お電話にてお知らせいたします。その場合、お預かりしているツアー代金は全額ご返金いたします。
- 最小催行人数
- 15名 お申し込みが最少出発人数に満たずツアー中止となる場合は、4日前までにご連絡いたします。
- 旅行条件書
- 旅行条件書のページをご参照ください
開催地
わせがわホップファーム
※ナビをご利用の場合は、大越早稲川体育館を目的地へ設定してください。ホップ畑は体育館のすぐ東側です。
※現地集合のお客様は、体育館駐車場をご利用ください。