冬でもFoodCamp!のリクエストにより生まれたRESTAURANT FoodCampも回を重ねるたびにパワーアップして参りました。今年は、鈴木農場さんの畑を巡り、旬の冬野菜の収穫を体験したのち、BestTableにて同日開催の開成マルシェにご出店の生産者も交えての大忘年会スタイルでお届けします。こちらは会員様限定のFoodCamp企画とさせていただいております。参加ご希望の方は、今すぐメール会員登録をお願いします。
鈴木農場 http://suzukiitou.main.jp/index.html
旬のベジカフェバルBestTable https://magonotetravel.co.jp/besttable
開催レポート
いくつかのモニターツアーを経て2016年にスタートしたFoodCampですが、今年で8年、足掛け10年近くなります。本当にここまで継続できたのも、生産者やシェフの皆さんを始め、参加してくださるみなさまあってのことです。県内のみならず、遠くは九州や北海道からも足を運んでいただきました。本当にありがとうございます。
FoodCampが誕生した背景には、震災後に始まった福島の「食」を守ろうとするムーブメントがあります。一つは一般社団法人食大学(事務局は日本調理技術専門学校内)が始めた「開成マルシェ」。そして、アルケッチャーノの奥田シェフが始めた復興レストランを引き継いだ地産地消レストラン「Best Table」です。この3つのムーブメントは生産者への想いを共有し、互いに密接な関わり合いを持っています。
開成マルシェとFoodCampが今年最後の開催となるこの日、マルシェ出店者やFoodCamp協力生産者とツアー参加のお客様が一同に集まり、互いに交流する「Farmer’s Table 2023」をBest Tableで開催。総勢40名を超えるパーティは大盛り上がりとなり、朝から晩まで生産者と触れ合える一日となりました。
生産者も消費者も顔が見える「開成マルシェ」
”生産者と過ごす1日”のスタートは、柏屋開成店の中庭で5~12月の毎週第4土曜日(今年から第2土曜日も不定期開催)開かれている開成マルシェから。12月とは思えないほどの暖かな日和のせいか、朝から買い物客で賑わっていました。マルシェも今年で10年目を迎え、多くの方に知られるところとなっています。美味しい食べ方を教えてもらったり、栽培のこだわりを聞いたり、何気ない生産者との会話からお人柄なども伝わってくる時間がこのマルシェの大きな魅力の一つともいえます。同時に、出店者の皆さんも消費者の反応が見えるマルシェをとても楽しみにしています。生産者と消費者が直に触れ合い、喜びや楽しさを共有し、つながる構図が出来上がっているのです。
今回は弊社も1ブースお借りして、被災12市町村産の花やお餅を販売しました。中でも人気だったのが、富岡町で花木を栽培している渡邉さんのユーカリ。わざわざマルシェに駆けつけていただいた渡邉さん夫妻との会話も楽しみながら、皆さん購入されていました。
マルシェではその場で食べ物や飲み物を買って、ベンチで食べるのも楽しみの一つ。名物「TKG」は、ASAKAMAI(郡山)の炊きたてご飯に、やますけ農園さん(会津)の卵、鈴木醤油店さん(天栄)の醤油をかけていただくという、マルシェならではの一品。FoodCampツアーにご参加のお客様も、ツアー前にマルシェに立ち寄って「TKGもしっかりいただきました!」と満喫されていました。
鈴木農場の畑で遊ぶFoodCampバスツアー
続いては、冬野菜真っ盛りの鈴木農場さんを訪問するバスツアーです。マルシェが終わる14時頃、バスは郡山市役所を出発し一路畑へ。案内役の鈴木光一さんがみなさんを出迎えます。
通常のFoodCampならば畑でのお食事となるところですが、厳冬期のため今回はBest Tableでの夕食会としました。実は、鈴木農場さんは厳冬期こそ野菜が豊富な時期。「磐梯おろし」という冷たい風が鈴木農場さんのお野菜を一層美味しくさせるのだとか。そんな冬には冬の美味しさがある鈴木農場さんでのFoodCampを実現させるべく、考えたのがレストランFoodCampなのです。
お客様ひとりに一つカゴが渡され、光一さんと一緒に広大な畑で育つさまざまな野菜を巡ります。光一さんが畑からザクっと収穫した冬甘菜(*1)を丸かじりしては、お客様も自分で収穫してカゴの中へ。次は大根を1本引き抜き、その場でガブリ。さらに人参、かぶ、白菜などなど、採れたての野菜を次から次と食べさせてくれます。寒さにあたって甘さを増した冬野菜の味は感動そのもの。
さらに、光一さんがこれもあれもと野菜をカゴに入れてくれるので、お土産はあっという間にいっぱいに。そんな光一さんの気っ風の良さに、お客様は大感激の様子でした。
畑を一巡し、収穫に夢中になっているころ、光一さんが突然「あれもやる?」と急遽畑の土の上に農業用ビニールシートを用意し始めました。そうです、もはや鈴木農場名物となった大人気コンテンツ「野菜のきもち」です。ふかふかに耕された畑に大の字になって空をしばし眺めます。山に陽が隠れて寒くなるまで、畑で感じる風や日差し、土のにおいや感触を楽しんでいました。
続いて移動した鈴木農場さんの直売所にはたくさんのお野菜が並んでいます。収穫した野菜以外にもここぞとばかりにお買い物。だって、こんなにキラキラした野菜たちを手にすることは案外難しいのかもしれません。さらに今回のFoodCampでは、こんな試みも。めんげ芋(*2)の焼き芋や光一さんの奥様お手製のお漬物をつまみながら、隣の作業場でひと休み。さながら”農家の一服”タイムに、ほっこり癒されます。より距離が縮まった雰囲気の中で、さらに質問も飛び出し、光一さんも終始笑顔で答えていました。
*1:郡山ブランド野菜のキャベツ。生でも加熱しても甘味が強い。
*2:郡山ブランド野菜のさつまいも。甘味が強く、しっとりとなめらかな舌触り。
生産者を囲む夕食会「Farmer’s Table 2023」
さて、いよいよツアー一行はBest Tableへ。マルシェ出店者やFoodCamp協力生産者も一同に集まってディナーパーティの開始です。まずは、マルシェやFood Campの様子をスクリーンに映しながら、生産者のPRも兼ねた自己紹介タイム。マルシェやFoodCampでの体験を通して生産者が感じたことなども発表いただきました。
その中でも印象的だったのが「マルシェでのお客様との会話が様々な気づきにつながっている」ということや「FoodCampでのお客様の喜ぶ姿から、自分たちの農業やライフスタイルへの自信に繋がった」というお話もあり、主催者側としても嬉しい限りでした。
いよいよ乾杯です。Best Table 芹沢シェフが目にも鮮やかなブッフェテーブルをご用意。鈴木農場のお野菜をふんだんに使ったお料理の数々が並びます。
Best Tableは福島県内のおいしい食材を探し、出来る限り現地を訪ね、単なる美味しさだけでなく生産者の想いも伝わるような料理を提供する地産地消型レストランです。また、より農業にとって身近な24節季ごとに”旬のスペシャリテ”を提案し続けています。
今回のFoodCampは会員限定開催ということもあり、「あの回でご一緒しましたね」と会員様同士が再会を喜び、話に花を咲かせていました。また今回初めて参加された生産者さんも参加者のみなさんや他の生産者さんと和やかな雰囲気の中で交流を楽しんでいました。
そして今回、スタッフのヨ―ストがオリジナルのゲームを準備しました。その名も「生産者すごろく」です。生産者のマスに見事止まれば、その生産者の皆さんからご提供いただいたご自慢の逸品が獲得できるというもの。チーム対抗戦で、代表者がサイコロを振ってコマを進めます。どちらに向かえば景品がゲットできるか、皆さん真剣です。
無事どのチームも賞品を獲得。その他に、参加賞としてマルシェに出品されていたお餅やお花もご用意し、お土産たっぷりのレストランFoodCampは幕を閉じました。
今回の「Farmer’s Table 2023」では、開成マルシェ、Food Camp、Best Table、そしてFoodCamp会員の皆様が一同に集まり、様々な交流が生まれました。今後も継続してこのような機会を作り、この郡山発の「食」のムーブメントを大切に育てていきたいと思います。
本ツアーをもちまして、今期のFoodCampツアーは終了となります。
ご参加いただきましたすべての皆様に心より感謝いたします。
また来年も新しい企画をご用意して、皆様のご参加をお待ちいたしております。
ツアーの見どころ
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郡山ブランド野菜他、旬の冬野菜を満喫する鈴木農場さんでの収穫体験!
いままで厳冬期のため実現できなかった冬野菜真っ盛りの鈴木農場さん(郡山市)の畑で、郡山ブランド野菜を始め、旬の冬野菜を収穫していただきます。冬の寒さで甘さが増し、採れたてフレッシュな野菜をお持ち帰りいただき、ご自宅でも旬の野菜を満喫していただきます。
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鈴木農場さんのお野菜をたっぷり使ったBestTable特製スペシャルディナーに舌鼓♪
農場訪問の後は、暖かいBestTableにて鈴木農場さんのお野菜の他、県内の選りすぐりの食材をふんだんに使ったこの日限りのスペシャルなディナーをパーティスタイルでご堪能いただきます。
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生産者、シェフ、FoodCampスタッフと今年1年を振り返りましょう!
鈴木農場の鈴木光一さんと一緒に、いつも以上にみなさんと交流していただきます。また当日開催の開成マルシェに出店の生産者さんも加わり、普段は聞けない生産の裏側や美味しいレシピ、そして再びあの企画が飛び出すかもしれません。会員の皆様と今年1年をFoodCampで振り返る大忘年会スタイルで存分に楽しんでいただきます。
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同日開催の開成マルシェも一緒に楽しもう!
開催当日は、開成柏屋さんの中庭で今年最後の「開成マルシェ」も!マルシェでお買い物や生産者との交流を楽しんでからツアーに参加するもよし!?まる1日生産者と過ごそう!
キャスト紹介
- 鈴木農場 代表 鈴木光一
- 郡山ブランド野菜の生みの親であり育ての親である鈴木農場の鈴木光一さん。「畑は楽しいよ!」といつも笑顔で迎えてくれる。この時期ならではの豊かな鈴木農場の冬野菜の魅力に迫る。
- 旬のベジカフェバルBestTable 芹沢 靖夫
- 福島県産の食材を中心に、旬のものを旬な調理法で提供するBestTable。料理長・芹沢シェフ今回も鈴木農場さんのお野菜や県内の食材をフル活用して、忘年会にふさわしい特別なディナーで楽しませてくれる。
ツアーのスケジュール
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お迎え・集合
13:00 p.m.
郡山市内のご自宅(滞在先)または郡山駅にタクシーにてお迎えに参ります。お迎え時刻は前日までにご連絡致します。
※郡山駅にてお迎えの方は、12:40までに郡山駅到着のダイヤでお越しください。
※タクシーはグループ会社の「郡山観光交通」のタクシーが参ります -
孫の手トラベル 営業所を出発
13:30 p.m.
孫の手トラベル 安積町営業所より観光バスにて現地へ出発します。
※営業所までお車で来られる方は13:20までにお越し下さい。
(駐車場多少あり) -
開成マルシェでピック
14:00 p.m.
同日開催の開成マルシェへ出店中の鈴木光一さんをピックします。開成マルシェへご参加希望の方は、こちらでピック可能ですので、その旨、お申込み時にお知らせください。
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鈴木農場の畑に到着
14:30 p.m.
鈴木農場さんの広大な畑を見学します。旬の冬野菜を収穫いただきます。
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直売所で買い物
16:00 p.m.
鈴木農場さんの直売所で買い物タイム。開成マルシェに参加しなかった方もお買い物できるチャンスです。
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BestTable到着~大忘年会スタート
17:00 p.m.
BestTableにて大忘年会スタートです。参加生産者との交流、その他Special企画にてお楽しみいただきます。
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ディナータイム
17:30 p.m.
お待ちかねのディナータイムです。BestTable 芹沢シェフのベジフルなお料理をパーティスタイルでお楽しみいただきます。
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お開き・送り
20:00
郡山市内の方はタクシーにてご自宅や滞在先、郡山駅へお送り致します。
※お帰りの際、交通機関をご利用の方は余裕をもって郡山駅出発21:00以降のダイヤをご予定ください。
ツアーの詳細
- 開催日
- December 9(土)
- 料金
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お一人様・税込 18,700円 - 当日の服装・持ち物
- ・畑に入りますので、汚れてもよい服装、履物でお越しください。(スニーカー等でOKです)
・収穫体験用の手袋や持ち帰り用の袋はご用意いたします。
・収穫体験は屋外となりますので、とにかく暖かい服装(ダウン等)、風を通しにくい上着、帽子などをお持ちください。
・コロナウイルス感染予防のため、食事中以外はマスクを着用ください。また、食事中の会話の際の飛沫防止のため、マスク会食にご協力ください。 - 参加条件
- 本ツアーは小学生以上の方で、お一人で行動が出来る方(介添えなどが不要、医師からの許可がある方)であればどなたでも参加が可能です。なお、お子様も同料金となります。
- 運行会社
- 郡山観光交通株式会社
- 添乗員
- 孫の手トラベル自社スタッフが同行いたします
- お支払い方法
- 参加までの流れをご参照ください
- 旅行保険の加入
- いずれのツアーも万が一に備え、旅行保険に加入していただきます。保険料はツアー代金に含まれております。そのため、生年月日の情報もいただいております。
- キャンセル料について
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宿泊・チケット付きツアーは20~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
また日帰りツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼり、10~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。 - 雨天時の対応
- 雨天でも決行いたしますが、やむをえず自然災害等で中止の場合は、前日お電話にてお知らせいたします。その場合、お預かりしているツアー代金は全額ご返金いたします。
- 最小催行人数
- 15名 ※お申し込みが最少出発人数に満たずツアー中止となる場合は、4日前までにご連絡いたします。
- 旅行条件書
- 旅行条件書のページをご参照ください
開催地
鈴木農場(郡山市逢瀬町)→BestTable(郡山市開成)