【おざわ農園】完熟苺と奥会津牛のコースランチツアー

April 29(金) 開催

甘い香り漂う苺畑で
完熟苺と奥会津牛を堪能するコースランチツアー

ますます入手困難になりつつあるおざわ農園さん(須賀川市)の完熟苺と「和牛旬菜・あ吽」林料理長とのコラボレーション。奥会津牛に魅せられ、丁寧な仕立てにファンも多い「あ吽」さんはおざわ農園の奥様からのリクエスト。2022年最初のFoodCampは、甘い香りに包まれた苺畑で春を満喫するツアーです。
◎おざわ農園 福島県須賀川市前田川広町69番地

◎和牛旬菜 あ吽 所在地:福島県郡山市大町1-2-9 TEL : 024-954-7880

開催レポート

多才な苺の魅力に気づいた1日

普段、デザートのイメージが強い苺。おざわ農園で、その可愛らしい姿と甘酸っぱい味わいは、誰にでも愛される果物の代表格といえるでしょう。しかし、苺は私たちが思っている以上に「オールラウンダー=多才」だったことに気づかれた今回のFoodCamp。おざわ農園の完熟苺の魅力と今年最初のFoodCampを振り返ってみましょう。

畑から摘んだ苺とアイビーもおざわ農園にあったもの

2022年の第一弾は、毎年キャンセル待ち必至の小沢さんでのFoodCamp。おざわ農園さんの完熟苺は、苺への満足を格段に上げてしまうほど美味しいと、その評価たるや県内外に響きわたっています。ツアーの受付開始から2日間で満席、キャンセル待ちが15名以上にも及んだことは、おざわ農園さんの完熟苺、そして林料理長(和牛旬菜・あ吽)擁する奥会津牛への期待感の表れでしょう。

会場となったビニールハウスは、天候不順な季節に完璧な対応ぶりで、ツアー途中から降りだした雨を気にすることもなく、お客様は快適に過ごされていました。

農園主の小沢さんによる乾杯でFoodCamp2022のシーズンがオープン

苺の本来の美味しさを引き出す工夫と裏技

「(4~5月の苺は)食べ飽きない、私たち生産者が一番つまみ食いする時期」と農園主の小沢さん。苺の甘い香りが漂う農園を歩きながら、苺の歴史や、品種の特徴、一つ一つを大切に育てるこだわり、そして美味しい苺を安定的に提供するための先進的な照明システムについて熱く語ってくれました。小沢さんならではのファームツアーは私たちをまだ知らない苺の世界へ導いてくれました。

照明システムでロマンチックなピンク色の光が苺たちを照らす

ボタンを押すと、ロマンチックなピンク色の光が苺を照らすこの照明システムを民間で導入したのは、おざわ農園さんが日本初。日光の補助をして、様々な気候のシュミレーションを想定し、日光の補助をし、味や食感などニーズに合った苺を届けることができるそうです。。畑での体験を通して、経験や勘だけに頼りすぎず、最新のテクノロジーを採用するなど、苺への熱い思いと柔軟な姿勢、園主小沢さんの人間性も伝わったのではないでしょうか。

 

食事中、小沢さん自らより裏技を見せてもらいました。ヘタに十字の切れ目をつけ、苺の繊維に合わせて手で裂くと、いつもとは違うふわふわの食感となり、苺全体の味をバランスよく楽しむことができます。苺を芯まで深く理解しているプロならではの秘技でした。

ピアニストの早野壮さんによる生演奏で、穏やかな雰囲気が漂います

オールラウンダーな苺

今回のコース料理は前菜からデザートまで、すべてに苺が使われていました。メニューを見たお客様も「苺はこんなに何でも合わせられるの?」と驚いたことでしょう。どのお料理も彩りが鮮やか、食材の表現がとても丁寧でした。目の前で盛り付けが始まると、お客様の視線はお料理に釘付け。みなさん、ちょっと覗いたり、写真を撮ったりしていました。

その熱い眼差しを一心に浴びたのは、奥会津牛にこだわり、丁寧な仕立てで人気「和牛旬菜・あ吽」の林料理長。「牛肉×苺」のチャレンジングな体験に林料理長は、おざわ農園の奥様のご指名ならば、ぜひ応えたかったとのこと。結果は遥か高くそのハードルを飛び越えました。

 

「葉や茎、若い実もすべて苺」という理念で、苺を花びらから果肉までお料理に用い、絶品の奥会津牛とのコラボ―レーションにお客さんは感動しきり。

完熟苺・奥会津牛という宝物の再発見

ツアーの後半から降り出した雨が激しくなったためる中、スタッフはハウスからお見送り。この距離でもみなさん手を振ってこたえてくださいました。

 

「オールラウンダー」な苺のポテンシャルを広げ、お客様からの高い期待に十分に応えた奥会津牛とのお料理の数々。そして何より小沢さんの苺への想いを感じた一日。これからもフードキャンプでは福島のすばらしい宝物を体験するツアーを皆様にお届けしてまいります!

ツアーの見どころ

  • 小沢さんと巡るファームツアー

    小沢さんのガイドで甘い香りが漂う旬の苺畑を巡り、人々を虜にする小沢さんの完熟苺の秘密に迫ります!特別に許可をいただいて苺摘み体験も。

  • 苺ハウスの特設ダイニング

    農園内にあるビニールハウスに設えた、この日限りの特設ダイニングで皆様をお迎えします。心地良い春風と苺の香りに包まれ、気分は最高!

  • 完熟苺と奥会津牛のコースランチ

    お料理は「和牛旬菜・あ吽」の林料理長。極上の奥会津牛と完熟苺はまさに夢のコラボ-レーション!和風コースランチで完熟苺の新境地を切り開きます。

キャスト紹介

苺本来の美味しさを求めて おざわ農園 小沢 充博
苺専業に転換して10年の月日が流れた。農園主として苺に懸けたこれまでの時間は決してそれを裏切ることはなかった。「苺本来の美味しさを伝えたい」という、シンプルでストレートな想いが、まさに小沢さんの人柄を物語っている。改めておざわ農園さんの魅力に迫る。          
写真:おざわ農園 小沢 充博

ハウスの仕立てにも違いがある

すっと花芽を伸ばした先にはミツバチが舞い、コロンと赤い実が連なる苺畑はもうそれだけでキュンキュンしてしまう。この絵面に“苺ってずるいなぁ”と思うが、もっとずるいのは小沢さんが作る完熟苺が美味しすぎることだ。もう県内の生産者や消費者には、小沢さんの完熟苺の美味しさは知れ渡り、シーズンともなると直売所には人がひっきりなし行き交う。

 

昨年秋には、おざわ農園さんの完熟苺をたっぷり使ったロールケーキを販売する「アンドロール」も敷地内にオープンし、土日ともなると予約なしのお客様も増え、相当な混雑ぶり。

 

一度食べたら、もう他の苺が浮かばなくなるくらい魅了するおざわ農園さんの完熟苺とは―。

おざわ農園さんには6つの栽培用のハウスがあり、どれも同じように見えるが実はそれぞれに違いがある。

敷地のやや北側にあるハウスは南北に畝がつくられており、畝の高さも低い。覆うビニールの素材も透過性が良く、太陽が真上に来る時間帯にはじりじりとした日差しを感じる。また別のハウスは、東西に畝がつくられ、大人の膝より少し上ほどの高さがあり、日差しも少し柔らかい。

これは、同じ敷地内でも竹林の影になるとか、日差しの入り方など微妙に条件は異なる。人にとってみれば僅かな生育環境の違いかもしれないが、苺に与える影響は少なくない。まさに“さじ加減”一つでシーズン中の生産量をコントロールしている。

食感や食味の異なる苺

さらに、同じ品種の苺でも食味や食感の異なる苺をつくることも可能なのだとか。

 

おざわ農園さんで栽培されている品種は「とちおとめ」である。「とちおとめ」の果皮の色は鮮赤で果形は比較的整った円錘形をしている。粒は大きめで果肉は淡紅色、中心部は赤く、外観は艶やか。甘く強い香りが立ち、甘味と酸味のバランスがよく、果肉も締りがあるわりにジューシーで、全国的にも人気の品種である。

 

おざわ農園さんの完熟苺を食べると、この品種の特長が最大限に活かされているのがわかる。栽培品種は「とちおとめ」一択であるが、同じ品種といえこれまた違いがあるのだ。

 

苺のさまざま表情を楽しんで欲しい

未だ果実が白いもの、赤くなりはじめたもの、真っ赤に熟したものなど苺の成熟状態によって異なるのは、素人目でもわかる。粒の大きさや畑の環境によってもその食味や食感は異なる。しかし、それだけではない。一粒の中でさえ、先端の方とヘタの方でも味わいは異なる。そうした苺の様々な表情を楽しんで欲しいと小沢さんはいう。

 

毎年、大人気のおざわ農園さんとのFoodCampだが、農園に行く度に新しい発見がある。これまで私たちが伺った話は、きっと小沢さんの完熟苺を語るには、ほんの数ページ分でしかないのかもしれない。それを、料理人の力を借りて掘り下げていくのがFoodCampツアーの醍醐味であり、使命でもあるような気がしている。

春満開の苺畑で、小沢さんと一緒に完熟苺の秘密を探ってみたい。

デザートだけじゃない苺の可能性を探る    和牛旬菜「あ吽」 林 亮太
「葉や茎、若い実もすべて苺」といって新芽をついばむ林料理長。既成概念に囚われることなく新たな美味しさを探求し続ける。それでいて丁寧な仕立てと生産者へのリスペクトを大切にする姿に好感度も高い。満を持して、おざわ農園さんとのコラボレーションに期待も膨らむ。
写真:和牛旬菜「あ吽」 林 亮太

デザートだけじゃない苺の可能性

郡山駅前で和牛旬菜「あ吽」のオーナーであり料理長を務める林亮太さん。店のウリは「奥会津牛」をメインとした旬の会席料理。丁寧な仕立てにファンも多く、創業当時からのその人気は名高い。

 

奥会津牛とは、会津坂下町の指定農場でのみ飼育されている稀少な牛肉で、脂質が甘く、クセのない後味の良さが特長。生産者はごく限られていて、相対でしか卸さないという徹底ぶり。この奥会津牛に出会い、その美味しさと生産者の一途さに惚れこみ奥会津牛とともに歩んできた林料理長。どことなく、小沢さんに通じる点があるような・・・。

お店でもおざわ農園さんの完熟苺を扱っているため、もうお互いを知った仲ではあるが、こうしてゆっくりと話す機会は案外あるようでない。最盛期の苺畑で立ったりしゃがんだり、まるで苺と対話するかのように畑をのぞき込んでいる。畑で摘みたての苺を小沢さんから受け取り、口に含む。まだ陽の光でほんのり温かい苺に、林料理長は何かインスピレーションを感じたようだ。

 

「苺って普段はデザートに使われることが多いと思いますが、今回はデザートだけじゃない苺の可能性を探ってみたいと思うんです」と。この言葉には生産者の小沢さんも興味深く頷いた。

 

葉や茎、若い実もすべて苺であるという発想

「ちょっと新芽を食べてもいいですか?」といって、葉っぱのえぐみや苦みを味わう林料理長の姿に、思わず小沢さんも同じように葉っぱを食べてみる。まだ青い実の部分ならまだしも、葉っぱを食べたシェフはこのところ林料理長だけではないだろうか。しかし、こうした光景はFoodCampでは珍しくない。

 

このような着眼点こそ料理人ならでは。そしてこれこそが新しい美味しさに出会うことになるのだろう。実際に過去に開催したツアーでは、林料理長はホップで味噌をつくり、奥会津牛のローストに合わせたところ大好評。商品化して欲しいと参加者からの声が寄せられたほどだった。

 

完熟苺とは、確かな技術と人柄の賜物

改めて、おざわ農園さんの完熟苺の印象を林料理長に尋ねると、「初めて食べたときにうわ~甘い、美味しいと思いました。そして、お付き合いしてみてわかりましたが、とにかく苺に対する情熱と人柄ですね。これがおざわ農園さんの魅力です」と。生産者としての確かな技術に疑う余地はないが、林料理長がその食材を扱うにはやはりそこに“人”がある。

 

実は今回は、小沢さんの奥様からのご指名があって実現したコラボレーション。林料理長も「いつかはおざわ農園さんとやってみたいと思っていましたが、今回ご指名いただき嬉しいやら、緊張するやら・・・」とのこと。小沢さんからも「苺のコンディション含め、必要な食味や食感をできるだけ合わせるよ」と力強い言葉にこのツアーの成功は確約されたといっても過言ではないだろう。

 

ツアーのスケジュール

  1. お迎え・営業所集合

    9:30 a.m.

    郡山市内のご自宅(滞在先)または郡山駅に郡山観光交通のタクシーにてお迎えに参ります。
    お迎え時刻は前日までにご連絡致します。
    ※郡山駅にてお迎えの方は、9:15までに郡山駅到着のダイヤでお越しください。

  2. 出発!

    10:00 a.m.

    孫の手トラベル 安積町営業所より観光バスにて現地へ出発します。
    ※営業所までお車で来られる方は9:50までにお越し下さい。(駐車場多少あり)

  3. 現地到着

    10:30 a.m.

    小沢さんのガイドで、苺畑の案内、苺摘み体験などをお楽しみいただきます。
    (注:普段は畑案内やいちご狩りはされていませんので、お問い合わせはご遠慮ください。)

  4. ランチタイム

    12:00 p.m.

    おざわ農園さんの完熟苺と奥会津牛の本日限りのコラボレーションランチコース!「和牛旬菜・あ吽」の林料理長ならではの苺使いにこうご期待!新たな美味しさを発見するコースランチです。
    (乾杯1ドリンク付き/他、お飲み物は別料金となります)

  5. お買い物タイム

    14:30 p.m.

    旬の苺をお買い求めいただけます。直売所のスペースの関係でグルーブに分けてお買い求めいただきます。地方発送、ご予約も承ります。

  6. 孫の手トラベル安積町営業所に到着

    15:30 p.m.

    安積町の営業所に到着後、タクシーにて郡山市内のご自宅(滞在先)または郡山駅へお送り致します。
    ※お帰りの際、交通機関をご利用の方は、郡山駅発16:30以降のダイヤをお手配下さい。

ツアーの詳細

開催日
April 29(金)
料金
お一人様・税込 16,800円
※お子様・現地集合も同一料金となります。
当日の服装・持ち物
・コロナウイルス感染予防のため、マスクを着用ください。
・野外およびハウスでの体験・お食事となります。動き易く、また温度調整がしやすい服装でお越しください。
・日差しが強い場合もありますので、帽子などもご用意頂くと良いです。
・畑に入りますので、サンダルや半ズボンは避け、汚れてもよい服装でお越しください。
(スニーカー等でOKです)
参加条件
本ツアーは小学生以上の方で、お一人で行動が出来る方(介添えなどが不要、医師からの許可がある方)であればどなたでも参加が可能です。なお、お子様も同料金となります。
運行会社
郡山観光交通株式会社
添乗員
孫の手トラベル自社スタッフが同行いたします
お支払い方法
参加までの流れをご参照ください
旅行保険の加入
いずれのツアーも万が一に備え、旅行保険に加入していただきます。保険料はツアー代金に含まれております。そのため、生年月日の情報もいただいております。
キャンセル料について
宿泊・チケット付きツアーは20~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
また日帰りツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼり、10~8日前20%、7~2日前30%、前日40%、当日旅行前50%、旅行開始後無連絡不参加は100%発生いたします。
雨天時の対応
雨天でも決行いたしますが、やむをえず自然災害等で中止の場合は、前日お電話にてお知らせいたします。その場合、お預かりしているツアー代金は全額ご返金いたします。
最小催行人数
15名 お申し込みが最少出発人数に満たずツアー中止となる場合は、4日前までにご連絡いたします。
旅行条件書
旅行条件書のページをご参照ください

開催地

おざわ農園   住所:福島県須賀川市前田川広町69  TEL:0248-76-7495

※岩瀬農業高校の近くです。
※駐車スペースには限りがございますので、一定数に達しましたら現地集合を締め切らせていただく場合がございます。

参加までの流れ

  1. ツアーのお申込み

    ツアー名・出発日・参加者の氏名・住所・生年月日・電話番号をご用意いただき、お電話・FAXまたはインターネットにてお申込みください。
    お支払いは銀行振込またはご来店での現金支払となります。インターネットでのお申込の場合はカード決済にも対応しております。

    FAX
    024-945-1324

    9:00~18:00 日・祝休

    インターネットからのお申込

    お申込されるツアーページ下部の「このツアーに参加を申込む」ボタンよりお申込ください

  2. 案内書の送付

    お申込みいただいた方には、振込先等について記載した案内書を郵送またはメールいたします。持ち物、注意事項などもご確認ください。

  3. お支払い・予約確定

    ツアー代金のお支払いをもって、予約確定となります。案内書到着から15日以内にご入金ください。

  4. 最終確認

    前日までに添乗員から電話またはメールをいたします。タクシーのお迎え時間などのご連絡をさせていただきます。

  5. 当日

    ご自宅または郡山駅に相乗りタクシーがお迎えに上がります。また、旅のしおりをお渡しいたします。お帰りはもちろん、タクシーでご自宅までお送りいたします。

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024-945-1324

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写真:Food Campの青空レストラン