第12回 REIFふくしま2023 に出展

開催日
2023年10月12日
利用者
福島県、(公財)福島県産業振興センター
内容
水素燃料電池キッチンカーの展示および水素ツーリズムほか弊社事業のご紹介。シャトルバスの運行。
目的
再生可能エネルギー、水素関連産業、省エネルギー、資源循環、リサイクル、関連の研究開発を行っている大学・高専、研究機関、関連のものづくり企業、官公庁、関連団体・機関 ほかが出展する産業フェア
場所
ビックパレットふくしま(郡山市)
規模
出展:191企業・団体、来場者:延べ3280名

再生可能エネルギー先駆けの地の実現を目指した
東北最大級の産業フェア

2023年10月12・13日の二日間、ビックパレットふくしまにて、第12回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま2023)が開催されました。福島県が主催するこの東北最大級のイベントには、国内外から191企業・団体もの再エネ企業が集結。

また、福島県内の再エネプロジェクトの取組・成果も紹介され、ビジネスマッチングも開催されました。開催3日間(会期前日の関連イベントを含む)で来場者は延べ3,280名となりました。

弊社は、水素燃料電池キッチンカーおよびブース展示を行い、多くの方々に弊社事業へのご関心をいただきました。また、郡山駅⇔ビックパレット間のシャトルバスの運行も担当いたしました。

 

水素燃料電池キッチンカーの性能

車体スペック

弊社の水素燃料電池キッチンカー(以下FoodCamper)のベースモデルはトヨタ製の豪州型ハイエースです。中に180cmほどの身長のシェフが立てるよう、屋根を高く改造しました。

新型MIRAIと同様のエンジンを搭載しています。車体の長さは591㎝、幅は195㎝、高さは260㎝、総重量はおよそ3.4t。車体の下側に水素タンク(容量6.6kg)を搭載し、FCスタックの中でその水素と空気中の酸素を化学反応させて発電。その電気でエンジンやキッチン設備を動かしています。

そのため、排気ガスなどは一切出ず、排出されるのは純水のみです。満タンでの走行可能距離は250~300kmほどです。(空調や電気設備の使用状況等で変わります)

キッチン設備

キッチン設備はオール電化です。IHクッキングヒーター3台、スチームコンベクションオーブン1台、コールドテーブル冷蔵庫1台、冷凍ストッカー1台、電気温水器1台、混合水栓1台、シンク2台、上排水ステンレスタンク(容量:80L)各1台、換気扇、照明を搭載。

走行中でも冷蔵庫・冷凍庫が使えるため、食材を冷やしながら現地に運ぶことができます。またコンロからの輻射熱がなく、運転席の冷房もキッチンに送れるため、夏の暑い時期でも快適な環境が保たれます。

現在、福島県内、東京都内で移動車の営業許可を取得しており、飲食物の提供が可能となっております。

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キッチンカーを使ったアウトドアレストラン事業
Food Camp®

弊社がトヨタ自動車様とFoodCamperの試作車開発にご協力するきっかけとなったのは、2016年よりスタートしたアウトドアレストラン事業Food Camp®。ディーゼルキッチンカーを頻繁に使用していたことから、その使い勝手や性能についてのノウハウを蓄積しており、車両の仕様や搭載設備に対するアドバイスをすることになりました。

Food Campを開催するのは、自然豊かな場所や美味しい食材が生まれる畑や果樹園など。弊社としても排気ガスなどで環境を汚さず、また発電機のような騒音も発生しないFoodCamperはまさに望むところでした。


7月開催のFoodCampにてFoodCamperとディーゼルキッチンカーを併用している様子

今後はFoood Campのみならず、ケータリング事業や各種環境イベント等への展示出展など多方面に活用してまいります。

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FCタクシー、FCキッチンカーで実現する
水素ツーリズム®を提案

弊社では、2021年より東京オリンピック・パラリンピックで使用されたトヨタ製水素燃料電池車MIRAIをタクシーとして導入しています。FoodCamperによる食事の提供や水素エネルギーにより運営されている宿泊施設の利用、さらに水素関連の視察先等を組み合わせ、新しいエネルギー社会を体感できる研修ツアーとして「水素ツーリズム®」を提案しています。

原発事故を経験した福島。その福島からスタートした水素をはじめとする最先端の脱炭素の取り組みを学びませんか?具体的なアクションをより「自分ごと」として考えるきっかけづくりを提供します。

◎ 脱炭素の取り組みについて取引先で話題に上ることが多い。まず現場を知って学びを深めたい!

◎ 新エネルギーは世界的な成長産業。現状と課題感をキャッチアップしたい!

◎ カーボンニュートラルの達成に向けて何ができるか?企業としてできるアクションを考えたい!

◎ 震災と原発事故を乗り越え、新エネルギーの普及に取り組む福島。その先進の取組を体感したい!

ご要望に合わせたオリジナルツアーのご提案もいたします。お気軽にお問い合わせください。

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水素でもっと楽しもう!
FCキッチンカーで広がる可能性

水素ツーリズム以外にも、水素を「つかう」さまざまな体験を提供します。

◎水素×学び
「子どもたちの探究学習」

子どもたちが最先端の脱炭素社会に触れる機会をFoodCamperで提供します。水素エネルギーを使った調理等を通じて、水素を「つかう」体験ができます。水素をより身近に感じることで、環境問題への意識が高まります。

◎水素×食
「非日常の食体験」

海や森、畑など、どこでもレストランになるFoodCamper。少しアップグレードした環境配慮型のFoodCamp企画も可能です。環境イベントでのデモンストレーション調理のご要望も増えています。「おいしい」を通じた脱炭素社会の体験のため、全国どこへでも伺います。

◎水素×アウトドア
「静寂性の高い水素燃料電池」

FoodCamperは、外部給電機を介して給電もできます。ディーゼル発電機との違いは圧倒的な静寂性。例えば、星空の下で映画上映会をしても大切なシーンの邪魔をしません。クリーンなエネルギーはアウトドアシーンでも大活躍します。

◎水素×防災
「防災イベント」

FoodCamperは、満タンであれば1台で94kWhの給電能力を備えています。例えば、災害時に避難所で携帯電話の充電や暖房等の電源にも使うことができます。よって、防災意識を高めるイベントなどでもその有用性を体感していただけます。

様々なシーンに合わせたご提案もいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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写真:Food Campの青空レストラン