- 開催日
- 2022年5月24日
- 利用者
- 福島県様
- 内容
- サミット開催に際し、燃料電池自動車による送迎、サミット運営・オンライン配信など
- 目的
- 福島県も加盟している「日本創生のための将来世代応援知事同盟」が開催するサミットを「福島ならでは」の内容とすることで、福島県の復興・再生の姿を全国に発信する。
- 場所
- Jヴィレッジ(楢葉町)
- 規模
- 参加者30名
福島で注目の「水素エネルギー」を軸にサミット企画を実施
福島県浪江町には、世界でも有数の規模を誇る水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」があります。こちらで製造された水素が、東京2020オリンピックの聖火やトーチに使われたことは記憶に新しいところ。県内各地で水素エネルギーの利用を推進する動きも始まっています。
弊社は昨年から、自然にやさしい水素エネルギーに着目し、試験的に導入してまいりました。具体的には、水素エネルギーでフードカートを稼働させてFoodCampを開催。また、東京オリンピックで使われた燃料電池自動車「MIRAI」(トヨタ製)を購入し、現在タクシーとして利用しております。
今回のサミットでは、この「水素エネルギー」による弊社の事業を随所に活用し、”福島ならでは”の企画を実施しました。
送迎には燃料電池自動車「MIRAI」(トヨタ製)を使用
参加される県知事や秘書の送迎には、水素をエネルギー源とする燃料電池自動車「MIRAI」を使用しました。到着地からサミット会場であるJヴィレッジまで「未来のエネルギー」を感じながら移動することにより、水素の先進地域を印象付けるためです。「MIRAI」の台数確保には、トヨタ販売各社のご協力をいただきました。
また、Jヴィレッジ敷地内の移動には燃料電池自動車のマイクロバス「コースター」を使用。こちらはトヨタ様にご協力をいただきました。
送迎に使用した新型「MIRAI」 敷地内の移動に使用した「コースター」
サミット会場は復興の象徴「Jヴィレッジ」の
全天候型屋内練習場で実施
サミット会場は ”福島ならでは” を強調するため、東京2020オリンピック聖火リレーの出発地となった全天候型屋内練習場で実施しました。陽光が差し込むアーチ型屋根の圧倒的な造形と鮮やかな緑の人工芝は、訪れた知事の皆さまにインパクトを与えたことと思います。
オンラインで参加される知事はZoomでお繋ぎし、サミット公式YouTubeでライブ配信も行いました。
サミット会場
昼食はFoodCampスタイルの「水素ランチ」を提供
昼食はFoodCampスタイルのランチをご提供。卓上には東京オリンピックのビクトリーブーケにも使われた浪江産のトルコキキョウを飾り、無機質な空間に彩りを演出。また、料理を調理するフードカートはトヨタ製のFCキッチンカーから給電し、水素エネルギーで調理したランチをご提供しました。
鈴木眞雄シェフ FCVキッチンカーから給電
オール福島食材のおにぎり 請戸漁港(浪江町)の鮮魚ブイヤベース
お料理は「KIHACHI」の元総料理長であり、郡山フロンティア大使も務められている鈴木眞雄シェフに特別メニューをお願いしました。浪江町の請戸漁港の鮮魚を使ったブイヤベースをメインに、浜・中・会津の食材をすべて使用したおにぎりなど、福島の食材をふんだんに使った内容としました。
今回は、弊社のタクシー事業や地方色豊かな食事業など、グループ全体の力で成し遂げることができました。他にも旅行事業や福祉事業など様々な事業を展開している弊社ならではの総合力で、今後もさまざまな事業に対応してまいります。