SDGsから農業を考える交流促進事業「つながろう農業のチカラ」バスツアー

開催日
2021年10月17日
利用者
つながろう農業のチカラ実行委員会様
内容
バスツアーおよびシンポジウムの企画運営、バスの運行
目的
福島県の農業について考え、県内外の交流と地域産業の振興を目指す
場所
訪問先:福島県天栄村「再生水田」、シンポジウム会場:旬のベジカフェバル BestTable(郡山市)
規模
参加者15名

SDGsの観点から福島県の農業について考え、県内外の交流と地域産業の振興を目指す事業の企画提案をさせていただきました。当初はFoodCampを中心に企画を検討したものの、コロナの感染拡大により開催を断念。天栄村の再生水田を見学し、レストランでのシンポジウム開催と夕食会という企画に変更して実施しました。

参加者の皆様はまず、「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で10回の金賞を受賞しているお米ができる天栄村の再生水田を見学。水田までの車中では、この水田を舞台に東日本大震災と原発直後の天栄村でのコメ作りを追ったドキュメンタリー映画「天に栄える村」を上映しました。

ご案内は水田を管理する有志の農家グループ「天栄村ファームコンソーシアム」の吉成さん。原発事故の影響で一度は放棄された水田を再び耕し、安全な米作りを模索してきた生産者です。それまでの覚悟と思いをご自身の言葉で伝えていただき、実際の場所を見る事でさらに理解が深まります。

生憎の雨天のため、体も冷えてきたところで、ビニールハウスに設えたダイニングスペースへ。土釜で炊いた天栄米を頂きます。土釜で炊くことが少なくなっているこの時代だからこそ、ご飯が炊きあがるときの湯気や音は一気に食欲をそそります。ふたを開けた瞬間に湧き上がる歓声!!きらきらしたお米のつやと粘りを感じながら召し上がっていただきました。生産者手作りの具沢山の豚汁と漬物もあり、おいしいのはもちろんの事、冷えた体の芯まで染み渡りました。

 

その後BestTableに移動し、農業とSDGsについて考えるシンポジウムを開催。おいしい地元食材を使ったコース料理を召し上がっていただきながら参加者同士交流を深めました。

参加者の皆様には、天栄村で見た水田や、感じていただいた現地の空気感や生産者の思い、現地でお米をいただく体験を通して今後の持続的な農業について考えるきっかけになったのではないでしょうか。
また私どもにとっても、開催はできませんでしたがSDGsを身近に体感する場としてのFoodCampの活用に、大いなる意義を再認識させていただいた取り組みでした。

後日、弊社の取り組みを評価していただき、郡山市より「こおりやまSDGsアワード」表彰をいただきました。詳しくは、こちらをご参照ください。
●プレスリリース「こおりやまSDGsアワード」を受賞いたしました

 

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写真:Food Campの青空レストラン